横浜的つぶやき:2017/07/29
"プライム・アンガス牛"は、米国農務省(USDA)の基準より厳格な
アメリカン・アンガス協会が定める"10基準"に品質保証された
認定プライム・アンガス牛(PRIME Certified Angus Beef)ブランドの牛肉です。
世界で最も厳しい品質基準で認定された"プライム・アンガス牛"は
全米の牛肉市場でも1.5%に未たなく
中でもTボーンなどの最上級部位は、ほとんど流通しません。
世界に認められた"プライム・アンガス牛"ならではの
至極の風味を是非お楽しみください。
<美味しさのの約束>
10 Quality Standards - Science Based Specifications
アメリカン・アンガス協会が定める"10基準"
この基準が公正であることを保証するため、評価は米国農務省(USDA)が実施しており
協会内部の格付検査員が評価することはありません。
尚、牛肉が主食となる欧米と、主菜や副菜のひとつである日本とでは牛肉に対する考え方はまったく異なります。
<Marbling and Maturity>
優れた脂肪交雑と、きめ細やかさを約束する成熟度
1:米農務省の基準値、スライトリー・アバンダント(脂肪交雑率8%)以上の適度で豊かな脂肪交雑
- 究極の美味しさを約束。
(USDA基準)
Slightly Abundant or higher marbling
- for the taste that ensures customer satisfaction
2:赤身肉ならではのきめ細かい脂肪交雑模様
- 繊細な筋繊維の中の"風味の白い斑点"が最高の風味を保証。
(USDA基準では目視の基準なし)
Fine marbling texture
- the white "flecks of flavor" in the beef that ensure consistent flavor and juiciness in every bite
*粗い肉質で脂肪交雑された脂肪質の中の筋繊維模様(霜降り)とは逆の、筋繊維にきめ細かく広がる脂肪交雑模様が特徴。
3:30ヶ月齢未満の若齢牛、成熟度"A"であること
- きれいな肉色、きめ細やかさ、柔らかさ、理想的なしまりが美味しさを約束。
(USDA基準では42ヶ月未満の"B"も許容)
Only the youngest classification of product qualifies as "A" maturity
- for superior color, texture and tenderness
*肉質等級を決定する要因の一つである"Maturity/成熟度"は、A、B、C、D、Eの5段階で評価される。
A : 育成9〜30ヶ月。軟骨が白く、骨と骨の間に通風性があり、筋肉組織がなめらかで、肉色が鮮紅色を呈している若齢牛。
B : 育成30〜42ヶ月
C : 育成42〜72ヶ月
D : 育成72〜96ヶ月
E : 育成96ヶ月以上。表面脂肪が沈殿化し、筋肉が広く平ら状になっており、筋肉組織が荒く、肉色が暗褐色を呈している老齢牛。
<Consistent Sizing>
最高の料理を約束。30ヶ月齢未満の若齢牛(成熟度"A")の中でも、適正な大きさだけを保証
*牛枝肉が大きくなり過剰な脂肪質が多くなる傾向がある中、アメリカン・アンガス協会は
アバディーン・アンガス種の素晴らしい肉質を保証するために、適正な大きさや脂肪質しか認めていません。
4:リブアイ部は、約65〜103/平方cm(10〜16/平方インチ)であること
(USDA基準では約45〜129/平方cm(7〜20/平方インチ)まで許容)
10 to 16/square-inch ribeye area
5:温屠体枝肉重量が、約476/kg(1,050/ポンド)以下であること。
(USDA基準では約567/kg(1,250/ポンド,成熟度"B")まで許容)
1,050/pound hot carcass weight or less
6:皮下脂肪厚が、約2.5/cm(1/インチ)未満であること。
(USDA基準なし)
Less than 1/inch fat thickness
<Quality Appearance and Tenderness>
魅力ある外観と、美味しさの為の品質管理
*アメリカでは、ストレスを与えない自然な飼育が基本であることから、放牧による他種との自然交雑が発生します。
アメリカン・アンガス協会では、アバディーン・アンガス種の血統品質を厳格に保証しています。
7:きめ細やかな筋繊維構造の肉質を厳選
- 粗雑な肉質の乳用牛の影響が認められたものは不合格。
(USDA基準なし)
Superior muscling
- restricts influence of dairy cattle
8:毛細血管が破裂していないこと
- 最も魅力あるステーキの姿を約束。
(USDA基準では許容)
Practically free of capillary ruptures
- ensures the most visually appealing steak
9:ダークカッターと呼ぶストレスによる肉色が暗いものは不合格。
- さらに究極の魅力あるステーキの姿を保証。
(USDA基準では許容)
No dark cutters
- ensures the most visually appealing steak
10:首のコブの大きさが約5cm(2インチ)未満であること
- 柔らかい食感を保証するため、肉質が不安定なブラーマン種の影響が認められたものは不合格。
(USDA基準なし)
No neck hump exceeding 2 inches
- safeguards against cattle with more variability in tenderness
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"プライム・アンガス牛"についての独り言
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