鯛(たい)

歌川広重/魚づくし・鯛に山椒 料理物語 ●原文 鯛(たい)は はまやき 杉(すき)やき かまぼこ なます しもふり くずだい 汁 でんがく さかびて すし ほしてふくめ其外いろゝゝつかふ 同わた 子もなし物によし すい物...

甘湯(だし)の事

四季献立 會席料理秘嚢抄 魚鳥漬物之法 并 精物漬やう製造 だしは 煮出しの略言なり 又 下地ともいへり精進魚類とも 料理のもとなり 心を用ゆべき事也 鰹だしは 松魚(かつを)を吟味し 真を用べし尤 出し多く入ときは 上...

薪納豆

四季献立 會席料理秘嚢抄 魚鳥漬物之法 并 精物漬やう製造 其製 唐納豆に同じうして 末をあらくし とうがらしを加えたるなり _______________________________________________...

玉みその法

四季献立 會席料理秘嚢抄 魚鳥漬物之法 并 精物漬やう製造 豆をよく煮て つき 茶碗の大きさにかため 縄につらぬき或は わらづとに入てづし 軒につりおき 半年ばかり ねさせ置てくだき 四合塩水入 又 搗(つき)てもちゆ ...

沢庵漬

四季献立 會席料理秘嚢抄 魚鳥漬物之法 并 精物漬やう製造 武州 ねりま 尾州(おはり) みやしげなどの 大根を甘日はかり干て ぬか一斗 塩三升 麹三升に 百本をつけ押かくるから漬なり 水あがれは くみとる也 _____...

玉子煮抜(にぬき)片よらざる伝

四季献立 會席料理秘嚢抄 包丁煮方秘伝 常のごとく 水に玉子を入れて 米三ぶほど入はしにて そろそろと水を廻すべし玉子きりきりとまへば 黄身片よらずと心得べし 追々に 湯煮て 米つぶ和(やは)らかく つぶるるを期(とき)...

太刀魚葛かけ

四季献立 會席料理秘嚢抄 包丁煮方秘伝 前のごとく 三まいにおろし 腸ほねをとりいかやうにもつくり 松たけ かぶら 瓜 大根などを一所にむし むし上りたるに くづあんかけて 出す上に わさび せうが いづれもよし ___...

太刀魚なます

四季献立 會席料理秘嚢抄 包丁煮方秘伝 うをの大小をゑらまず 三枚におろし腸ほねをも すきとり 糸づくりにしきくらげ 木うり 大こん 六かくにむき きりがさね右(上記)ともり分にし なんば酢に生姜のしぼり汁 合せて ため...

太刀魚蠟(ろう)やき

四季献立 會席料理秘嚢抄 包丁煮方秘伝 うをの大小にかぎらず 水あらひをよくして三枚におろし 腸ぼねをとり 串にまき付 まづ白やきにしてさて玉子をよくとき 焼立にかくれは やがて堅まる也 今一度かけ 遠火にてかはかすべし...