アダムとイブの神話にも記される不老長寿の果物イチジク(無花果)。クワ科イチジク属の落葉高木の果実。原産地はアラビア半島南部の地中海沿岸地方とされる。6000年前には栽培が始まり日本でも江戸時代から収穫されるようになった。近年ヨルダン渓谷の新石器時代の遺跡から、1万1千年以上前の炭化したイチジクの実が出土し、世界最古の栽培品種化された植物と言われる。
フィシンというタンパク質分解酵素が含まれ消化を促進する働きがあることで、食後のデザートとして好まれる。干しイチジクは、Figue Séchée/frという。