クオリティーワインの美味しい秘密

 ワインは、銘柄やヴィンテージを問わず鮮度が命です。熟成されたワインが美味しくなるのは、瓶の中で鮮度を保ち続けることで、ワインの中のワイン酵母が長い間生き続け、活動してきた証なのです。ワイン酵母は非常にデリケートで、23度で活動が低調になり、30度を超えると停止します。

 死んでしまったワインは酸化し、やがて酸敗します。ワインセラーに収納してあるだけでは、クオリティーワインとは呼べません。人間が快適な温度では、ワインは疲弊してしまうのです。

 ラトリエ1959では「蔵元で味わうような、ワインの真価を伝えたい」そして「横浜創作料理との素晴らしいマリアージュを伝えたい」という思いで、当店の取引ワイン輸入商社や生産者にも細やかな取扱をしていただき、ベスト・コンディションのクオリティーワインをお客様に楽しんでいただいております。

1:生産者からの買付け

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ラトリエ1959の取引ワイン輸入商社の専門バイヤーが
毎年生産者を訪ね、葡萄畑を確認し
ひと樽ひと樽テイスティングして、ワインを買付けております。
仲買人を通した買付けは一切行っていません。

2:輸出準備

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各生産者から買い付けたワインは、ワイン専用保冷車で集荷され
温度管理された現地のワイン輸出商社のワイン専用倉庫に一時保管し
日本への輸出と船積みの準備をします。

3:冷却装置の付いたリーファーコンテナで海上輸送

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海上輸送には、14~15度にコントロールした
リーファーコンテナを使用します。
コンテナ内部の温度を保つには冷風を行き渡せる必要があるため
積載量を規定以下にとどめ、風通しを考慮し荷積します。
そして認証番号付きシールを掛け、ハッチをロックします。
コンテナを船積みし日本へ出発します。

4:日本到着後、速やかにワイン専用倉庫へ

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コンテナ埠頭で荷揚げしたリーファーコンテナを
シールの認証番号を確認したうえで開錠します。
コンテナ内部の温度や荷崩れなどに異常がないかをチェックし
ワインが外気の影響をできるだけ受けないよう
速やかに温度管理されたワイン専用倉庫へ搬入します。

5:検品、試飲、さらに厳選

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取引ワイン輸入商社の専門スタッフが
輸入したワインの、液面の状態、異物の混入
ラベルやキャップシールの不良など
外見上で判断できる目視検査を、1本1本丁寧に行ないます。

そして試飲を行ないワインの状態や変化を確認します。
試飲は定期的に行ないます。

さらにラトリエ1959のソムリエが
取引ワイン輸入商社の内覧会で、新着ワインを試飲し
特に品質の高いワインだけを厳選します。

6:倉庫から、ラトリエ1959の専用セラーへ

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生産者のワイン蔵から、各段階で品質管理され
さらにラトリエ1959が厳選したクオリティーワインは
取引ワイン輸入商社のワイン専用倉庫から、ワイン専用保冷車で
ラトリエ1959の専用セラーへ直接収納されます。

ラトリエ1959の取り扱う1本1本のワインは
徹底的に品質管理された中から選び抜かれた、まさに生きているワイン。

横浜創作料理と蔵元品質のクオリティーワインのマリアージュを
是非ご堪能いただければ幸いです。

協力:株式会社フィネス