そもそもイギリス在来種は、元をたどれば古代にはケルト人やローマ人が持ち込んだもの、中世にはノルマン人が持ち込んだもの、さらにオランダから輸入されたものなどが交雑し、ひとつの品種といえるような共通の特性を持ちあわせでいなかったと考えられている(*1)。
その中でイングランド南西部ヘレフォード州において、ウェールズの白色大型牛とオランダの大型牛の交雑種を祖として改良されたものが、ヘレフォード種と呼ばれる様になり1846年に品種登録された。
丈夫で飼いやすいことからアメリカで品種改良が進み、アバディーン・アンガス種に比べ肉質の筋繊維が粗いといわれていたが近年向上している。
アメリカではヘレフォード協会により認定された品質は、サーティファイド・ヘレフォード・ビーフ(Certified Hereford Beef/CHB)と呼ばれ、米国農務省(USDA)により認証されている。
(*1)=正田陽一編/品種改良の世界史
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“プライム・アンガス牛”と、その他の牛種 (牛図鑑)
<美味しいお肉の話 その4>
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“プライム・アンガス牛”は、米国農務省(USDA)の基準より厳格な
アメリカン・アンガス協会が定める”10基準”に品質保証された
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美味しさの約束。
10 Quality Standards – Science Based Specifications
アメリカン・アンガス協会が定める”10基準”はコチラ
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“プライム・アンガス牛”についての独り言
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