シャトーブリヤン(Chateaubriand)
<美味しいお肉の話 用語篇>

19世紀初頭のフランスの政治家で作家としても知られるフランソワ=ルネ・ド・シャトーブリアン/François-René de Chateaubriandの、お抱え料理人モンミレイユ/Montmireilが考案した料理。

具体的には、フィレミニョンの中央部の厚い切身をグリエ/grillé(極まれにバターでソテ/sauté)し、じゃがいものシャトー型に面取りしてバターでソテ/sautéしたもの(Pommes de Terre Château)を付け合わせとし、ソース・シャトー、またはソース・ベアルネーズを添えて供する料理である。

此の料理は、主人の名前とシャトー風の付け合わせ、さらにソース・シャトーを掛け合わせたことに工夫の本質がある。それ故、”ラルース料理百科事典/Larousse gastronomique”では、Chateaubriantと綴ったり、フィレミニョンの部位を指すことは誤っていると記している。

同じフィレミニョンの部位を使い作曲家ロッシーニ/Gioachino Rossiniに捧げられた料理は、”トゥルヌド・ロッシーニ/Tournedos Rossini”と呼び、付け合わせはフォアグラと黒トリュフに、ソース・マデイラが添えられる。

———————————————————————
“プライム・アンガス牛”は、米国農務省(USDA)の基準より厳格な
アメリカン・アンガス協会が定める”10基準”に品質保証された
認定プライム・アンガス牛(PRIME Certified Angus Beef)ブランドの牛肉です。

rogo-001.jpg
美味しさの約束。
10 Quality Standards – Science Based Specifications
アメリカン・アンガス協会が定める”10基準”はコチラ

 

———————————————————————
“プライム・アンガス牛”についての独り言

<美味しいお肉の話 目次>はコチラ

mokuji-01.jpg