鯛(たい)

歌川広重/魚づくし・鯛に山椒 料理物語 ●原文 鯛(たい)は はまやき 杉(すき)やき かまぼこ なます しもふり くずだい 汁 でんがく さかびて すし ほしてふくめ其外いろゝゝつかふ 同わた 子もなし物によし すい物...

甘湯(だし)の事

四季献立 會席料理秘嚢抄 魚鳥漬物之法 并 精物漬やう製造 だしは 煮出しの略言なり 又 下地ともいへり精進魚類とも 料理のもとなり 心を用ゆべき事也 鰹だしは 松魚(かつを)を吟味し 真を用べし尤 出し多く入ときは 上...

新製しよたい餅の法

四季献立 會席料理秘嚢抄 魚鳥漬物之法 并 精物漬やう製造 飯百目(匁)に くずの粉三十目(匁)右(上記)のごとく すり鉢にて よくつぶしくずの粉を むらなくふりかけ すり合わせて 玉子なりに丸め湯煮をして さとうをかけ...

新製ひやし粽の法

四季献立 會席料理秘嚢抄 魚鳥漬物之法 并 精物漬やう製造 上白米餅を つねのごとくつきて 湯をかけとり粉をあらひ よき程にきり藁をとくあらひ粽のことく わらにつつみ かたく〆て 水につけ置水をかへ ひやしおき 食する時...

柚べしの法

四季献立 會席料理秘嚢抄 魚鳥漬物之法 并 精物漬やう製造 柚の口を 随分ちいさく切 中のみを 残らず出し道明寺の粉を 醤油にてこね さとう見合ニ 又 ぎんなん一つ二つ入れ右(上記)の柚の中ニ つめて ふたをなし 藁にて...

精進カステイラ之法

四季献立 會席料理秘嚢抄 魚鳥漬物之法 并 精物漬やう製造 うどんの粉一升五合 さとう二百目(匁) 長芋三本右(上記) 山のいもをおろし うどんの粉に さとうをすりまぜ常の かすていらのことく 上下より焼なり _____...

早カステイラの法

四季献立 會席料理秘嚢抄 魚鳥漬物之法 并 精物漬やう製造 小麦粉一升 粳米粉(うるこめのこ)五勺 さとう一斤 玉子十三右(上記) 四品をねり合せ 鍋にごまのあぶらを引て鍋の上下に火を置 急に焼へし __________...

カステイラの法

四季献立 會席料理秘嚢抄 魚鳥漬物之法 并 精物漬やう製造 小麦粉一升五合 たまご二十五 白砂糖一斤半右(上記) 三品 よくねり合せ 鍋の中へ紙をしき上下に炭火をおいて焼也 _______________________...